感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株が検出された地域が、19都府県に拡大したことが、厚生労働省のまとめで分かった。専門家は「現状より急速に拡大するリスクが高い」と指摘。流行の「第四波」を招き、緊急事態宣言の解除や東京五輪・パラリンピックの開催に悪影響を及ぼす恐れもあり、国は対策強化に乗り出した。
政府は、世界的に拡大している英国、南アフリカ、ブラジルに由来する3種類の変異株を監視。昨年12月25日に国内で初めて報告されて以降、3月4日までに空港検疫で見つかった例を含め234人の感染が報告された。
地域別では埼玉が38人で最も多く、兵庫36人、新潟29人と続く。一部地域ではクラスター(感染者集団)も発生した。このほか確定はしていないが、広島などでも変異株が疑われる事例が出ている。
国立感染症研究所は、2月25日までの報告事例について分析。国内感染のうち93%が海外渡航歴のない人だった。年齢別では20代以下が39%、30~50代が47%で、60代以上は14%。3つの株の中では英国株が多く、国内事例の96%を占めた。(共同)
変異株が確認された都府県と感染者数は次の通り(4日現在)
埼玉【38】
兵庫【36】
新潟【29】
東京【14】
神奈川【13】
大阪【12】
静岡【7】
福島、鹿児島【5】
京都【4】
群馬【3】
山梨、滋賀、岡山【2】
茨城、栃木、千葉、長野、岐阜【1】
空港検疫【57】
合計【234】
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